2011年05月24日

道具。

写真・取材:瀬尾泰章

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自らの目で見、鼻で臭いを感じ、耳で音を聞く。そして、手の感覚で得たものを頭で計算し、切り縫いするなかで、いかに道具が手になじんでいるのかを大事にする。

吉野敏明先生は、全身を使って道具を扱う。

新品の道具で、動かしにくいものも使わないといけない場合もある。どんな道具がきても、どんな時でも、普段通りの対応ができることが必要だ。最初に握った瞬間に、一番 ”良く” できるように、道具を使わなければいけない。

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道具にも『魂』がある。そことしっかり向き合えるか、それが大事だ。

握った瞬間、どこに重心があるのか、どこが一番動きやすいのか、ということを見極める事。

普段の練習、予行演習、そして本番。そういった一連の動き、動作をやるなかで道具を "読み取る力" を養うのである。初めて触ったものでもすぐに重心を見つける ”癖” をつけることが必要なのだ。

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吉野先生は、400〜500種類もの道具を使う。だからこそ、様々な器具を様々な状況に応じて使い分けし、どのような状況においても、対応できるように道具を常に自分自身の身体の一部として位置づけていないといけないのだ。

道具。

それは心を通じあわさないといけない、生きた存在だ。
posted by yoshino at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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